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はじめに


医療と福祉の連携のもとに、豊かな福祉社会の実現を目指して、
全国で活動を続けています。

 「どんな生活環境にいる人たちにも、等しく医療と福祉の手をさしのべよう」。それが私たち済生会の理想です。済生会は明治44年、明治天皇の御下賜金と施薬教療の「済生勅語」をもとに恩賜財団として設立され、以来100年余にわたる長い歴史と伝統を受け継ぎながら、その理想を見失うことなく歩み続けてきました。

 済生会は全国規模の社会福祉法人として、秋篠宮殿下を総裁に戴き、東京に本部、全国40都道府県に支部が設置されています。全国では公的医療機関である病院をはじめ、介護老人保健施設、高齢者・児童福祉施設、訪問看護ステーションなど300を超える施設を運営し、地域における医療と福祉の拠点として活躍しています。

園長挨拶

 金沢若草園は、昭和40年5月に、神奈川県から社会福祉法人恩賜財団済生会に委託を受け、全国初の公設民営の知的障害者授産施設として運営を開始しました。以来、当園では、障害のある方々が、住み慣れた地域でその人らしく、自立した人生を送ることができるように、就労の支援や生活援助など、障害の特性に応じた様々な支援を行っています。
 お陰様で、利用者も徐々に増え、令和4年4月現在で、19歳から59歳までの計64名の方に利用いただいています。

 さて、当園の事業の中心である就労支援事業では、若草病院、横浜東部病院、神奈川県病院、東神奈川リハビリテーション病院、湘南平塚病院といった県内の済生会の各病院から、白衣のクリーニングを請け負い、その収集や洗濯、乾燥、アイロン掛け、発送等の作業を通じて、障害のある方々に、就労の機会を提供するとともに、働くためのスキルを身に付けることができるよう支援を行っています。
 また、今年度からは、キリンビバレッジサービス株式会社と提携し、同社の横浜支社での事務作業や倉庫作業のほか、同社が設置した自動販売機の商品補充や清掃等の作業を請け負うことができるよう計画を進めています。

 また、当園の周囲には、若草病院をはじめ、わかくさ訪問看護ステーション、特別養護老人ホームわかくさ、わかくさ保育園、横浜市能見台ケアプラザ、横浜六浦地域ケアプラザといった済生会の関連施設が設置されていますが、現在、これらの施設が連携して、済生会横浜金沢医療福祉センターを形成し、地域の皆様に、医療、介護、福祉、生活援護などのサービスを一体的に提供するための取組を進めています。
 当園でも、地域の防災訓練において、当園の事業内容等を説明するブースを出展したり、当園の安全・美化ワーキンググループによる月1回のエリア清掃を行ったり、様々な活動を通じて、地域の皆様とのネットワークづくりに努めています。

 新型コロナウイルス感染症の収束も見通せない状況にありますが、利用者及び職員の感染防止に努めつつ、地域の障害のある方々にとって、愛され、信頼される施設であり続けることができるよう、より一層の努力をしてまいりますので、何卒、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
令和4年4月
社会福祉法人恩賜財団済生会
金沢若草園 園長 藤本 武